今日は、朝からついてねぇ。

煙草は切れるわ。
飯は、ロクに口にしてねぇし。

挙げ句の果てに後ろから殴られる始末。

何とか這い上がりぶっ潰すけど1人では限界がある。

「―――っそ…!」

「1人の人間に大人数は卑怯ちゃうか?」

急に降ってきた声に誰もが、そちらに振り向く。

「あ?」

「それぐらいにしといたれや。大人数やないと勝たれへんのか?」