逃げて逃げて逃げまくってやる。

「…い…ざき…」

誰もいない教室にポツリと呟いた。

捕まったら終わりだ。


痣が薄くなるまで祥太達の前には出れない。

絶対に心配してくるに違いない。

「メール…、休むって言わないと…」

よろめきながら立ち上がり学校を後にした。

自分の気持ちに気付く事が出来なかった。



●…end………?……●