地味子の“夏恋”大作戦!!



「ヤキモチ…?」


「うん。陽菜子に馴れ馴れしいのが、気に入らねぇ」


ちょっとスネた感じが新鮮。


拓真でも、こんな風にヤキモチ妬くんだ。


「その上、お前はまた可愛い格好するしさ。毎日、気が気じゃなかったよ」


「そんなに、心配する事なんてないよ」


思わず小さく吹き出した私のおでこを、軽く弾いた。


「笑うな」


そう言った拓真の顔は、真っ赤だった。