どこか、まだぎこちないけど、私も拓真も、ただ見つめ合っていた。 やっぱり、安心するよ。 拓真が側にいると…。 すると、そんな沈黙を破る様に拓真は、 「お前さ、俊久と仲良くし過ぎ」 少し照れ臭そうにそう言って、私の手を握った。 「ご、ごめん…」 「昨日も、二人で話してたろ?」