「顔が真っ青じゃん」


私たちが、泊まっている研修施設には、医務室がついている。


拓真はそこに、私を運んでくれた。


お医者さんがいるわけではなく、私みたいな急病人を休ませる場所みたい。


だからか、ベッドがある以外は、人もいなかった。


「貧血だな。少し休めよ」


「うん。ありがとう拓真」