「だって…」 去年の“罰ゲーム”のせいで、正直、俊久くんには拒否反応があるんだけど…。 「まあ、仕方ないよな。それだけの事をしたもんな」 何て言いながら、俊久くんはため息をつく。 分かってるんじゃん…。 「でもさ、拓真を挑発するのはワザと」 「え?」 「オレ、今はマジで、陽菜子を狙ってるから」