地味子の“夏恋”大作戦!!



そんな言葉まで、聞こえてくる。


ほらぁ。美和子の思惑、見透かされてるじゃん。

悪口を言われる腹ただしさよりも、見抜かれた恥ずかしさの方が大きい。

だけど、何も言い返せず、睨みつける事も出来ず、無視して歩こうとした時だった。


「性格の悪い事、してんじゃねぇよ」


拓真が後ろから、やって来た。