「もう~。焦らせないでよぉ」 泣きそうになったじゃん。 「なあ、陽菜子」 拓真は、手を私の頬に軽く当てる。 「オレは、夏だったから、恋が燃えたんじゃない」 「え?」 「陽菜子とだから、燃えるんだ」 そう言って、拓真は軽くキスをすると、エンジンをかけて、車を走らせた。