拓真は、しばらく私を抱きしめると、自分の方へ向かせた。


そして、ゆっくりキスをすると…、


私を、優しくベッドへと倒す。


緊張で、何が何だか分からない。


でも、不思議と怖さなんてなかった。


「陽菜子…」


拓真の声と共に、私は今まで知らなかった世界へと…落ちて行った。