「うん。さっき医務室で、私もそう思った」 「あの時は、お前をこうやって、抱きしめられなかったからなぁ。オレは、今がいい」 「拓真…」 私、今、信じられないくらいに幸せ。 「やっぱり、拓真に抱きしめられると、心から安心するね…」 そう言った途端、いきなり拓真は私の体を離した。