たった一人の君へ〜二人の運命〜

ピッ…ピッ…

鳴り響く心電図の音

その音を聞きながら、ひたすら泣いた






「もうっ
京介のセイだからねっ
こんな泣き虫になったの…

京介と出会ってから泣いてばかりだよ…

でも京介も、ずっと泣き虫だったよね

あたしたち泣いてばっかりだね…」






泣きながら照れ隠しのように笑った





その時だった




えっ…









京介が泣いてる