病棟に入り、昨日とは違う向かって左側のほうへ進んだ
103号室…
<上西京介様>
どうやら個室のようだった
重い扉を開ける
「京介…」
西日が入る暖かい部屋で京介は昨日と同じように横たわっていた
そっと近寄る
ピッピッと心電図の音だけが響いている
口から出ていた管が外され、口には酸素マスクが当てられていた
心なしか点滴の数も減っているような気がした
「京介…加奈だよ」
また手を握った
あったかい
よかった
103号室…
<上西京介様>
どうやら個室のようだった
重い扉を開ける
「京介…」
西日が入る暖かい部屋で京介は昨日と同じように横たわっていた
そっと近寄る
ピッピッと心電図の音だけが響いている
口から出ていた管が外され、口には酸素マスクが当てられていた
心なしか点滴の数も減っているような気がした
「京介…加奈だよ」
また手を握った
あったかい
よかった
