次の日
学校に行くと京介がクラスまで来ていた





「加奈、昨日どうしたの?心配するじゃん」





顔を見ただけで泣きそう
京介、あのね
そう言ってしまいたくなる




よく見れば京介と社長さんは似ていたのかもしれない

でも全く気づかなかった

あの人が京介の父親なんてまだ信じられないよ…





こんなに失いくないのに
こんなに好きなのに





あたしは最愛の君に別れを告げなければいけない






「今日放課後、公園で待ってて
話があるの」






真剣な表情のあたしを見て、何かを察したのか京介は何も言わなかった