美羽side

気が付いたら、知らない部屋にいた。
「えっ?ここは…?」

あたりを見渡すと、詠斗がいた。私の手を握ったまま、寝ていた。

「詠斗…。」
呟いただけなのに、詠斗は目を覚ました。