教室に戻った途端、
私はびっくりして固まってしまった。






だって黒板には…

『峰岸美羽は…人の好きな人を奪った最低もの!
峰岸美羽は!なんと…龍くんをふろうと考えていた!
調子に乗った最低もの!
シーネ!バカナクズハキエロ!』


そう書いてあったから。


誰がこんなこと…そう思ったら、

「誰だよ?こんなバカなことしてるやつは?」


ふと顔を上げてみると…

私には見せたことのないくらい、
とても怖い顔をした詠斗がいた。