菊地は、
すぐに2つ縛りをほどいたアヤに告った。


…やっぱ、チャラ男だよ。


うそ。
羨ましかった。




アヤは悩んだ。
スッゴく。


結局、ふったんだけど…

アタシはアヤに、
『やめときなぁー、先輩にも目つけられるし、まわりにも色々言われるよ?』


うそ。うそ。

真っ赤な。

サイテー…アタシ。自分が好きになってもらえなかったから。
酷いこと言った。

それを聞いたアヤは


『だよねー…
ウチ、好きな人いるし。ふるねっ!』


『そぉーしなっ(笑』


ホッ…


次の日、アヤは菊地を振った。
菊地は傷ついただろう…



けど、明るく。
強かった。


まぁ、周りからしたらチャラく見えるだろうけど。

あたしには、そうみえたんだ。


本当は強くて、キラキラするはずの人なんだろうね。