私は校庭に出てお兄ちゃんの車に行く。

ドアを開けて待っててくれる。

「ありがとう」

私は,車に乗り込もうとしたら手を掴まれた。

ふとお兄ちゃんを見た

お兄ちゃんは驚いた顔をしている。

私の手を掴んだのは,竜だった。

「りゅ・・・う」

竜は肩が上下に動いていた
走って来たんだ。でもなんで?

「来い,美羽」

私は竜に引っ張って行かれた。

涙は車にもたれ掛かり

「よかったね美羽ちゃん,幸せにね」

竜は微笑んでいた。

すると

「久しぶり,涙」

一人の女の人が来た。

「姉さん久しぶり」

それは樹里だった。

「母さん元気?」

二人は車にもたれ掛かる

「えぇ元気よお父さんは?」」
「元気だよ」

実は涙の両親は涙が中学三年の時離婚していた。

「美羽ちゃんいい子だよね」
涙は微笑んで

「あぁとっても」

「涙は美羽ちゃんと付き合ってるの?」

「うぅん偽恋人」

「そうなんだ」

「まさか美羽ちゃん達から姉さんが出て来たからびっくりしたよ」

「竜くんの彼女って?」

「うん」

「私も偽恋人よ」

樹里は小さく笑う

「やっと相手の気持ちに気付いたみたいね。竜くん」


「美羽取られちゃった」

「好きだったの?」

「うん,フラれたけど,気持ちは変わらないって」

「そうなんだ」

「うん」

「帰りお父さんに会いに行っていい?」

「いいよ」

「じゃ送ってって」

「はいはい」

ドアを開けて

「はーいどうも〜」

その頃竜達は