涙お兄ちゃんに送ってもらった

私が車から降りようとしたとき

「明日の朝迎えにいくね。」

「でも悪いし」

「いいから相手の反応を見るにはいい方法だよ。」

「うん」

「じゃ明日ねお休み」

「お休み」

私は家に入る。


私とお兄ちゃんは‘偽りの恋人’になった。

私は家に入るとベットに寝転んだ。

竜の事が頭に浮かんできた。

‘あぁ好きだよ’この言葉が頭の中でぐるぐると駆け巡る。

「竜好きだよ」

私は枕に顔を押し付けて泣いた。

竜が微笑む

竜が怒る

竜が相手を思い悲しむ

すべては、あの人にだけしか見せない姿

強く抱きしめ

優しく抱きしめ

優しく見つめる
                                        
あの人だけにする姿




また涙が溢れる。