『ありがとう、ありがとう、ごめんね。』


「麻璃ちゃんを好きでいさせて下さい。」


なんで私??


どうして私にそこまでこだわるの??


『なぜ私なの??』


「なんでって……麻璃ちゃんが好きだから。」


そう言って彼は微笑んだ。


ドキッッ。


な…に……今の。


心臓が……。


「麻璃ちゃん??」


『なっな…なんでもない。』


「麻璃ちゃん、家まで送るよ。」


『大丈夫だから!!!!』


そう言って私は教室を飛び出した。