二葉先生の言葉に顔をあげる。
目があうと二葉先生は、あの悪戯っ子のような笑顔をあたしに向けた。
「一つヒントあげましょうか?」
「はいっ」
あたしは何度も大きく頷いた。
「僕、興味ない人にはキスなんてしませんよ?」
そういってクッと含み笑いをしながら部屋を出ていった二葉先生。
そして病室にポツンと残されたあたし…。
ねぇ、二葉先生。
それ、どうゆう意味ですか?
『興味ない人にはキスなんてしません』
二葉先生の言葉が頭の中を駆け巡る。
興味ない人って…
よく言ってる
「反応が面白い」
ってヤツ??
てことは・・・
あたしまた馬鹿にされてる?!

