いぢわる外科医



「えっ?!嘘っ?!」


自分の頬に触れてみると、熱があるんじゃないかってくらいに熱い。


「プッ。ホント面白いですね。」


「なっ…またからかったんですか!?」


「ええ。でも顔赤いのはホントでしょ?」


くっ・・・


腹立つーーーー!!


…否定できないのが非常に悔しいです。


「ホラ、否定できない。じゃあ僕は次の診察があるんで。」


カルテを持って部屋を出ていこうとする二葉先生。


今日、何回からかわれただろう?


…数えきれない。


「いつか分かりますよ。僕がなんで貴方にキスしたのか。」


そんなの言われなきゃわかんないし。