いぢわる外科医



あたしの隣から顔を離す二葉先生。


先生はクイッと口角を上げ、満足そうにあたしを見据えていた。


「もう!二葉先生!」


「また騙された」


二葉先生は耳打ちするフリをして私の頬にキスした。


あたし、また騙されたんだ…。


「いいじゃないですか。ほっぺだし。」


「そうゆう問題じゃありません!」


やっぱ分かんない、この人。


「あ、もしかしてこっちにして欲しかった?」


人差し指であたしの唇をトントンと叩きながら、いじわるな微笑みを浮かべてる二葉先生。


「なっ///そんなはずないじゃないですか!!」


「えー。でも顔、真っ赤ですよ?」