いぢわる外科医



その時、私の腰に痛みが走った。


「痛っ!」


「ココですか。」


すると二葉先生は私を二葉先生に寄りかからせて、カルテに何か書き込んだ。


それを覗きこんでみると、読めない英語で長文が書き綴られていた。


「なんじゃこりゃ。」


「英語ですよ。そんなのもわかんないんですか?」


「わ、分かりますよ!読めないだけで。」


「やっぱ貴方、アメリカ行けませんね。」


「行かなくていいです。」


「また捻くれた。」


貴方だけには言われたくないですよ。


たぶんあたしの会ってきた中で1番捻くれてる気がしますよ、先生。