いぢわる外科医



「もぉいいから診察してください!」


「だから声大きいですって。」


「…はい。」


「そうやって素直に言う事聞いとけばいいんです。」


クシャッと私の髪を掻き混ぜる二葉先生。


その行動に不覚にもキュンとしてしまった。


「じゃ、早速始めますか。」


私の腰に手を当てて位置を変えながらグッグッと押す二葉先生。


「痛いとこあったら言ってくださいね?」


こうやって見ると


二葉先生も立派な医者なんだなぁ。


カルテみたいなの持って


黒縁メガネかけて


なんかすごくカッコよく見えちゃうじゃん。