「柚子、」 不意に聞こえた声に まだ、火照る顔を向けた、 チュ、 目の前には一ノ瀬 奏の綺麗な顔。 触れるだけのキスと 「俺も、好きだよ?」 って掠れた声の甘い言葉。 私はまた、 顔を赤面させるしかなかった。