「何で、美緒がいんの?」 「それは「私柚子ちゃんの家庭教師なの」 まただ。 また私と美緒さんの声がかぶる。 「へぇ」 無関心そうな相図ち。 一ノ瀬 奏はこれが得意なんだろうか。 「奏、背伸びたね」 嬉しそうに、近づいて 一ノ瀬 奏の頭を、撫でる。 「うん、」 それを振り払おうともしない 一ノ瀬 奏に、私は 何故か腹がたった。