「え??」
急にそんなことを言い出す一ノ瀬 奏。
何でそうなる…?
私この前この人と仲良くすんなってシメられたばかりですよ…?
断ろうと私が返事しようとしたのに
「そうだねっ」
梢ちゃんが食いついた。
「ちょ、ちょっと待って!ダメ!ダメ!」
またあの人達に呼び出される!
「いや、俺元からそういうつもりでここに来たし。」
「はあ?」
何もわかってないこの人。
「いや、だって、また柚子俺のせいで呼び出されるかなとか思って。心配だし。」
「っ、」
え。急に、何。
そういうのなに。
カア、と赤くなった顔を隠すように私は下を向く。
「さすが奏君!ちなみに柚子の家あたり不審者多発してるからダブルで守ってあげてね!」
「ん。まかせとけー。」
ふざけたようなゆるい声に一ノ瀬奏はグーサインを作ってふらふら揺らした。
「それじゃ、校門で待ってるよ。わかった?そこのゆでだこ。」
「なっ!」
わたしの顔を覗き込んで
はは!真っ赤、と笑って。
去って行く。
ああああああ、自分!しっかり!!
