私のビックリした顔が面白かったのか



「あはははははっ!まじウケー」



右端の茶髪と呼ぶには明るすぎる



髪を巻いた女の人が



笑い出した。



今度は


「お前奏君の何なんだよっ!」



真ん中のボスっぽい


黒髪のストレートで切れ長な目をした人が怒鳴りながらわたしの後ろの壁を足で蹴った。


「ひいっ!?」


あと数センチで横腹に蹴りが入るところだった…あぶない…




「なっ何って…?」



間抜けな声な私。



「だから彼女かって聞いてんだよ!?」



「わっっ」



あまりにも大きな声に、またビックリする。



「か、か彼女なわけないですよっ!」



そしてすぐに、否定した。



てゆうか。



私が呼び出された原因はアイツか。




ほんと、どこまでも迷惑な人だなぁ。