――バタン―― 隣で笑う一ノ瀬 奏を無視して、 靴箱を開けた。 と、同時にヒラりと落ちた紙。 「放課後。体育館裏で待ってるから。 来ないとただじゃおかないわよ。」 内容を見てギョっとした。 こっこれは 世で言うお呼び出しってヤツですかっ なんで? 私なんかした? キョロキョロ周りを見るけど、 誰もいない。