一緒に教室まで帰った。
やっぱり、奏は人気もので
通り過ぎる人、人、が
みんな奏を見て、
頬を赤らめる。
奏はもう慣れてるのか
全く気にしない様子で。
そんな奏と並んで歩いてる私の方が
奏ファンに睨まれて、恐ろしい。
奏は自分の教室の前で立ち止まって
こちらを振り返った。
「じゃ、また明後日の夜ね」
「うん、またね」
「その日、迎えに行くよ」
「えっ、いいの?」
「うん、話さなきゃいけないこともあるし」
話さなきゃいけないこと...?
「聞いたんだろ、美織から。」
奏の前髪から見える
鋭い目に、耐え切れなくなって
「ごめんなさい」
咄嗟に謝った。
「ぶははっ、何で謝んの」
