「えっ!?」
ビックリして、奏の方を見ると
「嫌?」
奏は肘をついて頭を支えると
私に微笑んだ。
まるで、私が断らないのを知っているかのように。
「い、嫌なわけないっ!」
ブンブン首を振って否定した。
嬉しすぎる。
「そ、良かった」
断られるかと思った、って奏は言ったけど。
そんなの、嘘だ。
「自信あったくせに」
ポツリ、こぼせば。
「ん?」
また、お得意の
涼しい顔しちゃって。
「べっつにー」
私も、また可愛くない返事をした。
くそう、カッコいい。
「よっ」
奏は起き上がると
私に手を差し出した。
「そろそろ、戻ろうか。もう授業も終わってるし」
時計を見て言った。
「うん」
私もその手をつかんで
起き上がる。
そんな事でもドキドキが収まらない。
