ぶはっ!
と急に目の前の彼が吹き出して
ビクッと肩を揺らした私は彼を見た。
「ははっ、そうゆことね」
一人で納得する彼。
「…?」
訳がわからない私。
「俺、寝てたんだけど?」
…………………え?
「か、勘違いだったって事ですか…?」
クックと喉を鳴らして頷く彼に、カア、と顔が赤くなって、
「ご、ごごごごめんなさい!私、絶対倒れてると思って!発作かなんかかと思って!ええええ本当にごめんなさいいい!睡眠妨害すみませんんん!!」
土下座の勢いで謝る私に
「ぶはーー!」
彼は盛大に吹き出した。
え?と、顔を上げると
口元を覆ってクツクツと笑う彼。
「ほんと、変な奴。」
「は……」
失礼じゃ、ありませんかね??
