「んっ、」

「はっ!!!」

倒れている彼が短く声を出した。


「んー?」


彼の瞼がうっすらと開いた瞬間に私は食らいつくようにさらに彼に詰め寄る。


「だ、だ、大丈夫ですか!?」


「え?何が?」


誰だあんた?と彼は怪しげに私をみた。


「え。」


え?え?


「ふぁー、よく寝た」わ


固まる私をよそに彼は
伸びなんかもしたりして。


だ、だって、

「た、倒れてたんじゃ…」



口をあんぐりさせてる私は


相当マヌケな顔をしていたと思う。