村の人たちは

吸血鬼に

食べ物や飲み物や住む所など

色々

お世話してあげてたの。


それで、

自分たちがしてもらってるばっかりじゃ

悪いと思った吸血鬼たちは、

村の人たちの

農業などの仕事を

手伝うようになった。



つまり

村の人たちと吸血鬼たちは

お互い支えあって生きてたんだ。


そんな時。

吸血鬼の中のひとりの男の子が

村の女の子に恋をした。


女の子も男の子のことが

気になり始めてたから。



両想いだったんだ。



でも。


吸血鬼と人間との恋は

決して許されなかった。



そういう掟があったの。



それでも

女の子のことがどうしても好きだった男の子は、


とうとう

女の子に告白してしまった。

両想いだったから、

もちろん女の子はOKした。


ふたりとも掟のことは

知っていた。