「ドタキャンならもっと早く連絡くれればいいのに」
「ホントごめん。あっもうすぐ順番来るから!じゃあね」
図書館の前にいたもんだから、あたしは一人で宿題をやる。が、一向に進まない。
「はぁ……」
一応受験生なのにこんなんで大丈夫なのか?
高校行けるの?
そうだ、高校……。
秀くんはどこの高校に行くんだろう。
あたしがマンガを読もうと本棚まで移動すると背後に気配を感じた。
春子、じゃないよね?
後ろを振り向くと、
「あった、これだ」
……秀くん!!
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