私、悪人裁きます。 〜裁き系女子高生〜

そんなある日、兄貴から
電話がかかって来た。


「潤子か?」


「うん、どうしたん?」



低い兄貴の声、いつもと違う・・・


殺気立った空気が
受話器の向こうから伝わってくる。


珍しく兄貴が怒っている。



一体なんなんや?



私はタダならぬ兄貴の雰囲気に
少し怖さを感じた。