私、悪人裁きます。 〜裁き系女子高生〜

潤子はまた香川の髪を持ち
顔を近付けた。


「瑠香の命はな、おまえなんかが
簡単に奪ってええ命とちゃうんじゃ。」


「フッ、何がやねん・・・
どうせ親にも相手にされてないんやろ?
いらん命やん。」


「おまえ・・・」


「あんな奴おらん方がええねん。
生きてたって邪魔なだけや。
あいつが死んだとこで
寂しがる奴なんか誰もおらへん。
あっ、あいつをおもちゃにできひん
男達がおるか? はははっ。」


「おまえっ!!」



「どうせ死んだところで
私らがいじめた証拠なんて
どこにもない、私らに罪はないわ。
それとも瑠香が被害届でも出すか?
あいつにそんな勇気無いわ。
あんなこと誰にも言えるかいなっ、
はははっ!!」


香川は狂ったように笑い出した。