私、悪人裁きます。 〜裁き系女子高生〜

潤子はそのことを知っていた。


「瑠香はなぁ、そんな奴じゃない!!
おまえの勝手な思い込みや!!」


「違う!! あいつが最低な奴や!!
あんな奴死ねばよかったんや!!」


パシッ!!


潤子は香川の頬を引っ叩いた。



「簡単に死ねばいいなんて言うな!!
おまえ命をなんやと思っとんや!!
人の命はな、
そんな軽いもんとちゃうんじゃ!!」


潤子がそう怒鳴ると、
香川はキッと睨み返してきた。