私、悪人裁きます。 〜裁き系女子高生〜

「私は美人やねん、
おまえらとは違うねん。
そんな顔してたわ。
あんな奴イジメられて当然や。」


「おまえ!!」


潤子は強く髪を引っ張った。




実際の瑠香は大人しいが、
決して自分を
可愛く見せようとはしていない。

ましてや人を見下したりなんかしない。


瑠香は元々大人しい性格で
社交的でない、
それが人には澄まして見えたのだ。


瑠香の両親が共働きで、
瑠香はいつも家で一人ぼっちだった。
辛いことも苦しいことも
親にも言えなかった。
働いて疲れてる親に
迷惑をかけれない、
心配させないために、
瑠香は心の中に全部抱え込んでいたんだ。


そのことが瑠香をどんどんと
追い込んでいった。
人と接することができない、
人に頼れない性格に変えていったんだ。