「頭のええおまえならわかるやろ?
何をしたらええか。」


「・・・・・」


「おまえが瑠香にしたことは
一生許されることじゃない。

その十字架をおまえは
一生背負って生きていけ。

決して消えることはないけど、
いつか、いつか・・・
罪が軽くなる時が来るやろう。」


「・・・・・」


香川は俯いたまま少し肩が揺れている。



「それに、おまえはブスなんかやない。
本当のおまえはな・・・」


「うっ・・・うううっ・・・」


香川は声を上げ泣いた。