あなたへの愛を想いながら・・・ 〜第二章〜

慎はどこに・・・?


「あっ・・・」


ソフィアは一人の車椅子の男性に
目が止まった。



「慎・・・」


車椅子に座りながら
窓の外をぼんやりと眺めている男性。

その男性はまさしく長瀬慎だった。


「慎!!」


私は慎に駆け寄った。



そして、慎の横で膝を付いて
手を握り締めた。