「負けてない・・・」


「えっ!?」


私が声の方に視線を移すと、
零が座っていた。



「金城・・・」


「おまえは強かった。
ホントに強かったよ・・・」


「フッ、でもこのザマやろ?」


私は零の言葉に苦笑いした。



「ソフィア、ケンカは殴り勝った奴が
強いんじゃない、気持ちだ。」


「気持ち?」


「うん。 おまえは何度やられても
立ち上がった来た、気を失うまで・・・
おまえは気持ちが強い。
ウチはそんな奴ほど強いと思うんや。」


「金城・・・」