あなたへの愛を想いながら・・・ 〜第二章〜

「別にいい、仕方ない。
顔を上げろ。」


「・・・・・」


あやなつはゆっくり頭を上げたが
俯いたままだ。


「おまえ、えらく目立ってるな?
ミスグランプリ2位だって?」


「いや、あれは(汗)」


「いいんだ、せっかくの高校生活だ。
楽しめばいい。」


「・・・・・」


「あやなつ、べつにウチのそばに
付いてなくてもええねんぞ?
もっと自由に楽しめ。」


「いや、私は零さんのそばにいたいです。
そのために紅高校に来たんですから。」


「本当にいいのか?
気を使わなくていいんやぞ?」


「気なんか使ってません。
これは私の意志です。」


「そうか・・・ じゃあ引き続き
ジウの尾行を頼む。」


「はい。」


あやなつは零に頭を下げ資料室を出た。


零は窓の外を静かに見つめていた。