それから私達はベンチに腰掛け
お互いのことを話した。


「早乙女さんは紅高校に
通うんですよね?」


「えっ!? は、はい・・・」


「私も紅高校なんです。」


「そうなんですか?」


「はい。 紅高校二年、
泉ヒカルって言います。
ヒカルって呼んで下さい。」


「あっ、私は早乙女ソフィア。
私も二年です。
ソフィアって呼んで下さい。」


「ソフィ・・・ア・・・
よろしく。」


ヒカルはソフィアに手を差し出した。


「こちらこそ、ヒカル。」


ソフィアはその手をしっかりと掴み
握手を交わした。