「コンサート、どうするの?」 控え室に連れてこられたあたしは、優に尋ねる。 「大丈夫、あいつらが何とかするから。それより…」 あたしのうでを引っ張って、自分へ引き寄せる優。 「やっぱり、好きだ」 「えっ!」 「この匂い」 あ…匂い…ね。 今のあたしのドキドキ返してよ。 ぷぅっと膨れるあたしを見た優は、フッと笑ってあたしに甘いキスをする。