「俺は、あいつに降られたんだぞ?それなのに、コンサートなんて見に来るはずねぇよ」 「そんなこと、決めるのは美香ちゃん自信だよ」 「…もうチケットあげたし」 「は!?」 驚く俺を見て、海斗はニコッと笑った。 「優には秘密にしてたけどね。…だからさ、曲作りなよ。美香ちゃんに伝えたいこと、歌詞にして」 歌詞に…か。 …それも、悪くねぇかもな。 「…わかった」