『美香は…俺のこと信じてくれないんだな…』 「…っ」 信じようって思っても…あんな写真見ちゃったら信じれないよ…。 『これからしばらく帰れそうにないから…じゃ、またな』 プーップーッと鳴るケータイを握りしめた。 次から次へと溢れてくる涙を制服の袖で拭いて、勢いよく外に出た。 顔に当たる風が、涙を乾かしていく。 教室に行くと、香織があたしのところまで来た。 「美香っ大丈夫!?」 「…うん、大丈夫」 「嘘。ちょっとサボろっか」 そう言った香織は、あたしの手を引いて屋上に連れてきた。