「どうした?そんなため息ついて」 「あいつ、また腕組んできた」 「ハハハッ大変だな、お前」 そう面白そうに笑った健次を見て、またため息が出た。 「明日からもドラマの撮影あるし、頑張れよ」 「おぅ」 それからバラエティー番組の収録を終えた時には、もう2時になっていた。 家に着いた俺は、美香を起こさないように風呂に入って寝た。