まじありえねぇ。 なんだよあいつ。 ま、すぐ帰れば問題ないよな。 それから、撮影をした。 ラブストーリーだから、三浦凛子と一緒のシーンが多いのは当たり前。 撮影中、周りから聞こえてくる『お似合いだよね』って言葉に、俺は終始イライラしていた。 そんな俺とは反対に、三浦凛子はニコニコと笑っていて、それがまた俺をイラつかせる。 それでも無事撮影を終えた俺は、コンサートの打ち合わせをするために事務所に来ていた。