でもそんな淡い期待はもろく崩れた。 「古屋さんと話してると楽しいよ?」 やめて・・・ 「空とはまた何かが違う感じで」 やめて・・・ 「守ってあげなきゃて、空の時と同じように感じたよ」 やめて・・・ 「だから・・・」 「別れよう竜也」 「えっ?」 「もう無理だよ、だって辛いもん竜也の幸せそうな顔見るのも、楽しそうに話すのも・・・もう絶えられないよ・・・」 枯れきった、目から雨が降ってきた。